• 2025年3月18日

その⑭骨粗鬆症|首や腰の知って得する脊髄脊椎のお話

みなさんこんにちは。今回は骨粗鬆症に合併することで知られる、(骨粗鬆症性椎体骨折)についてお話しします。

椎体骨折の受傷原因

受傷原因などは転倒などの外傷や、いつ発生したのか不明の場合もあります。

好発部位は腰のやや上部の胸腰椎移行部と呼ばれる部分です。

国内では骨粗鬆症性椎体骨折は60歳代で約10%、70歳代になると30から40%の方に発症しています。治療の基本は、発症早期の2~4週間の安静とコルセット着用です。これによって70%の方は治るといわれています。

椎体骨折の合併症

統計では、新鮮な椎体圧迫骨折の30%は徐々に圧潰が進行し、13%は骨折部分が癒合しない、いわゆる偽関節となり、3%は潰れた骨の圧迫による神経症状(麻痺、感覚障害など)を合併するといわれています。

椎体の圧潰の進行は、骨粗鬆症による骨の脆弱性と、新しい骨形成能の低下によって、骨折部分の癒合が完成せず偽関節になり、不安定となるために起こります。このように偽関節や、神経症状を合併した場合には手術治療が必要な場合があります。

適格な画像診断が重要で、CT、MRIが有用です。早期診断、早期治療、適切な治療をして、変形、麻痺を起こさないことが重要です。

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