- 2025年2月11日
- 2025年4月20日
小児側弯(そくわん)について|首や腰の知って得する背骨(せぼね)のお話
みなさんこんにちは。今回は背骨が曲がってしまう小児側弯についてお話します。
小児期側弯症の8割が原因不明の特発性思春期側弯症で、10歳以上の女児に多いのが特徴です。
みなさんも学校検診などで馴染みがあると思いますが、日本人の発症率は100人に2~3人と決して少ない数字ではありません。
背骨の曲がりによる変形は、成長期の中でも身長が急速に伸びる時期に最も悪化することがわかっていますが、学校検診は年1、2回のみで発見が遅れてしまうことがあります。
早期発見が重要な理由は、ギプス治療や装具療法などは背骨の曲がりの進行を抑えることで、手術を避けられる治療ができるためです。
いますぐ側弯症のチェックをしましょう
そこで、お子さんの検査が自宅でも簡単にできる方法があるので是非行って頂きたいと思います。

一つ目は『前屈テスト』と言われ、両手を合わせておじぎをすると側弯があった場合には肩から腰にかけて背骨の左右の高さの差が出ます。

二つ目は直立での『肩甲骨や肩の高さの左右差』。
三つめは直立での『ウエストのくびれの左右差』などがあります。
小児側弯で病院をお探しの方へ
少しでも側弯の心配があるようならば、症例を多く手掛けている当院を受診してみてください。
(監修:副院長 飯塚正明)