部署紹介

看護部

看護部理念

専門に特化した看護職としての役割を自覚し、当院の理念に沿った、研鑽、創造、貢献に努めてまいります。
患者さんやそのご家族の思いに寄り添った看護実践を通し、看護の対象となる方の安心や満足度につながるだけでなく、経験の中で豊かな人間性を養い、専門職としての成長につながると考えています。
また、チーム医療の一員として自ら考え行動できる看護師に成長できるようサポートしています。

看護部基本方針

  • 患者様に安全・安心・安楽で信頼される看護サービスを提供する
  • 医療従事者としての高い知識と技術を身に付け、患者様により良い医療を提供する
  • 教育及び社会生活を通し豊かな人間性を養う
  • 働きやすい風通しの良い職場環境をつくり地域に愛される病院を目指します
  • 地域に根ざした病院の運営に積極的に参画します

各部門の紹介

外来

当院の外来では、手術治療・点滴治療・骨粗鬆症治療のために多くの方々が通院されています。
患者さんの不安を少しでも取り除いて治療に臨めるような環境作りをしています。
また、手術前~退院までの生活がスムーズに運ぶよう、お手伝いしています。
患者さんが安心して治療を続けていけるよう、患者さんの気持ちに寄り添った医療や看護の提供に努めます。

全力でサポートさせていただきます。気になりますことがございましたら、小さなことでも相談ください。

病棟

新病院の病棟、病室は木目調を基本とした温かい雰囲気の構造になっており、廊下も高機能線維床材(フロテックス)を使用し歩行しやすく万が一転倒されても衝撃を最小限におさえる素材を使用しています。
看護部では、患者や家族に安心、満足の看護が提供できるために一人一人が丁寧な説明と思いありのある看護を行っております。
当院は脊椎に特化しており、看護師として確かな知識と技術に裏付けられた看護を実践できるように自らの専門性を深め、一人一人の役割に責任を持ち、自立に向けて成長できるよう一同努力しています。
また、患者様が安心して在宅、社会復帰できるように入院早期から日常生活動作の拡大と在宅復帰支援に向けて、医師を中心に看護師、理学療法士、薬剤師、栄養士、相談員等それぞれの専門職が患者の回復と自立のための連携を図り、チーム医療に取り組んでいます。

手術室

当院の手術室には、最新の医療機器が導入されており、安全かつ的確な手術を受けることができます。また、当院専任の麻酔科医師がいるため、患者様に適した麻酔プランを提供します。
手術中は全身麻酔によって意思を伝えることのできない患者様の代弁者として、多職種と連携しチームで手術のサポートを行います。

診療技術部

当院の診療技術部では放射線科、臨床検査科、臨床工学科、リハビリテーション科、薬剤科、栄養科の6つの部門から構成されており、本来それぞれが独立した部門であるところを診療技術部として統合して運営することによって職種間の相互理解や意思疎通を深め、それぞれの職種の強みを発揮しながら有機的な組織とし、常に患者様に寄り添った、質の高い医療技術の提供を目指してまいります。

また、脊椎の領域においてはこれらの科が複雑に関係しあい、互いに補い合うことで、より効果的に技術を発揮することができるため、わたしたち診療技術部は一体となってみなさまの生活や社会に貢献していきます。

放射線科

概要

放射線科では医師の依頼のもと、さまざまな装置を用いて撮影し画像情報を提供しています。それらの検査によって、からだの外側からではわかりにくい筋肉の痛みや神経の圧迫などをわかりやすく調べることができます。
装置は外側から見ると大きく圧迫感を受ける方もいると思いますが、経験豊富なスタッフがわかりやすく説明いたします。もし不安な方は何度聞いていただいても構いません。
また、当院に導入されている装置は一般X線装置、CT、MRl、骨密度、一般透視装置、Cアーム、Oアームがあります。

一般撮影

身体を透過するX線を利用して身体内部を調べます。
ここでは背中を丸めた状態や反らした状態を撮影することにより、脊椎の不安定性がないかどうかを知ることができます。
また、側弯症診断に有効な全脊椎撮影も可能となっています。
検査に痛みはなく一回の撮影には数秒で撮影することができます。

骨密度検査

骨密度測定検査では、腰椎と大腿骨の骨密度を直接測定することができます。
これにより自分の骨のかたさを数値で客観的に知ることができ、今後食事などの生活に気を付けた方がよいかどうか知ることができます。
測定時間は10分以内で痛みもありません。
お気軽に当院スタッフまでお申し付けください。

CT検査

当院では高性能の80列マルチスライスCTスキャナを設置しています。この検査では、患者様が寝台に横になるだけで3Dの画像を撮ることができます。
これによって骨や筋肉のかたちの情報を正確にとらえることができ、圧迫骨折や靭帯骨化症などの診断や治療計画に役立ちます。

MRI

MRIとは、強力な磁場線を使った検査で、X線を使わず磁石を用いて検査を行います。
CTは骨を見るのが得意でしたが、MRIでは神経を見ることが得意なので椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの診断に有効になります。
CTとMRIはお互いに欠点を補いあうような検査となっています。
ただし、時間は20~30分ほどかかり、大きい音がしますので当院では耳栓ではなく、ヘッドホンで音楽を聞きながら検査を受けていただいています。

C-arm

主に手術中に使用します。
2次元的な画像をリアルタイムで取得できる装置であり、これを用いて手術中の目に見えない部分の確認を随時行いながら、安全性を確保し手術を行っています。

O-arm

手術時に患者様の安全性を出来るだけ確保するため、手術中にO型のアームで撮影を行うことで手術箇所の3D情報が取得できます。これを術中ナビゲーションシステムへ転送し、リアルタイムに手術箇所をモニタリングすることにより高い精度の手術を行うことができます。
このOarmは全国的にみても導入施設は少ないですが、高い再現性と安全性を提供するため博豊会では2台保有し運用をしております。
また足立区では現在唯一の所有施設となっており、精度と患者様の安全面に寄り添った手術を提供しています。

リハビリテーション科

リハビリテーション科では入院中の手術前後のリハビリテーションと、通院でのリハビリテーションを行っています。
当院では手術後のリハビリテーションを全ての患者様に提供しています。
経験豊富なスタッフが患者様それぞれの症状や身体機能、生活様式に合わせて丁寧に関わり、できるだけ早く元の生活に戻れるようお手伝いします。

入院中のリハビリテーション

まず手術前日に痛みや筋力、歩行能力など手術前の身体機能を測定します。
また早期に自宅退院できるよう、ご自宅でどのような生活動作が必要かお聞きし、手術後のリハビリテーションの流れをご説明します。

手術後は痛みや筋力を評価し、手術前後の状態変化を確認します。
手術後初日は手術部に負担の少ない体の動かし方をお伝えします。
起き上がって立つことができれば、合併症の予防のために歩行練習を開始します。

痛みが緩和していき次第、軽負荷の手足の運動、ストレッチ、姿勢練習、階段練習などを患者様の状態に合わせて順次行います。
また退院後も痛みのとれた状態を継続できるよう、体の動かし方の注意点やご自宅での自主トレーニングもお伝えします。

退院後のリハビリテーション

手術部の傷口が安定し、安全に歩行ができれば医師の判断の下、ご自宅に退院となります。
当院ではご自宅に退院後も通院のリハビリテーションが行えます。
また手術後の患者様だけでなく、腰痛、頚部痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、肩関節周囲炎などの運動器疾患の方の保存療法のリハビリテーションも行っています。
通院でのリハビリテーションをご希望の方は医師による診察が必要ですので、ご希望の方は当院までお問い合わせください。

取得資格

より専門的な治療を患者様に提供できるよう、当院スタッフは日々研鑽を続けています。

  • 専門理学療法士:運動器1名 スポーツ1名
  • 認定理学療法士:運動器2名 脳卒中1名 疼痛管理1名
  • 登録理学療法士:5名
  • 臨床実習指導者:3名

薬剤科

当院の薬剤科では、薬剤師2名で業務を行っております。
患者さんが安全かつ適切に薬を使用していただけるよう、薬剤の管理徹底や職場環境の整備、職員の知識の向上に努めております。

主な業務

当院では、100%院外処方を採用しておりますので、入院患者さんに向けた調剤や、服薬指導が主になります。

処方監査・疑義照会

処方ミスによる薬の過剰摂取や誤飲などの医療事故を防ぐため、薬剤師は処方せんの中に疑わしい点がないか確認します。
「持参薬と処方薬が重複していないか」「飲み合わせの悪い薬はないか」など疑問があればその処方せんを交付した医師に問い合わせて、薬の種類や用法・用量が適切かどうか確かめた上で調剤を行います。

調剤

処方監査・疑義照会の後、処方せんに基いて、錠剤は配薬カートにセット、外用薬は直接お渡しします。
薬剤は一包化やヒートなど、患者さんそれぞれに合った方法で調剤します。

調剤鑑査

調剤が終わった後、調剤をした薬剤師とは別の薬剤師が、処方せんの内容と調剤された薬が一致しているかを確認します。

服薬指導

入院時に患者さんが持参した薬の飲み方を確認します。服薬状況や副作用の有無を確認します。

退院時も同様に処方された薬の服薬指導を行います。患者さんがご自宅に帰ってからも安心して薬をお使いいただけるよう丁寧にご説明いたします。

他部門との関わり

医師や看護師などの医療スタッフとコミュニケーションを取って、各患者さんの薬について相談し合ったり、情報共有を行います。
また、医療安全や院内感染防止に関する委員会などに出席し、チームの一員として積極的に院内の課題に取り組んでおります。

臨床検査科

臨床検査室

臨床検査室で行われる検査は大きく分けて2つあります。
1つは血液や尿を調べる検体検査。もう1つは心電図や超音波(エコー)などの生理機能検査です。

検査室全景

検査室内には、検査の目的によって使い分ける様々な検査機器が設置されています。

生化学検査

血液中に含まれるタンパク質・糖・電解質・酵素など、様々な成分を自動分析装置を用いて測定しています。
肝機能や腎機能、血糖や脂質など、病気の診断や治療の判定、病状の経過観察に欠かせない検査です。

血球計数検査

血液中に含まれる赤血球や白血球、血小板などの細胞成分を測定しています。貧血や白血病、感染症などの診断に不可欠な検査です。

HbA1c検査

HbA1cは検査前1~2カ月の血糖値の平均を知る事ができる検査です。数カ月周期の血糖コントロールの指標に優れた検査の1つとなっています。

輸血関連検査

輸血検査は、安全に輸血が行われるように、輸血する血液が患者様に適合したものかどうかを調べる検査です。

心電図検査

心臓は筋肉でできた臓器で、その筋肉の中をかすかな電気が流れて興奮し、拍動が起こります。この心臓の電気的な活動をみるのが心電図検査です。
不整脈や狭心症、心筋梗塞などを判断するために役立ちます。
検査時に痛みはありませんのでご安心ください。

呼吸機能検査

息を最大限に吸ったり吐いたりできる量(肺活量)や息の速さ(息の通りやすさ)を測定したり、肺に取り込まれる酸素の量を測定します。
検査時に痛みを伴うことはありませんが、検査を受けられる方にしっかりと息を吸ったり、吐いたり、止めたりする努力をしていただきます。

臨床工学科

栄養科

食事、栄養を通して患者様の病態改善・治癒に貢献することを目指します。

安全でおいしくご満足いただける食事の提供

病院内の厨房において調理し、入院時食事療養(Ⅰ)に基づき適時適温の食事提供を行っております。
温かい料理は65℃以上、冷たい料理は10℃以下で保管し、調理から2時間以内に患者様へご提供する安全でおいしく質の高い食事提供サービスに努めています。
また、季節や歳時に合わせて、旬の食材を使用し四季感や彩りをお楽しみいただける献立となっております。

食事時間

朝食 昼食 夕食
8:00~ 12:00~ 18:00~

お食事の例

  • ご飯
  • かき卵汁
  • 豚肉と季節野菜の味噌炒め
  • 三色稲荷の煮物
  • 春菊とカブの和え物
  • ご飯
  • 麩ととろろ昆布の清汁
  • サバの西京焼き
  • 竹輪と大根の煮物
  • ほうれん草のおかか和え
  • 味噌ラーメン
  • 餃子
  • アボカドサラダ
  • いちごのデザート
  • パン
  • コンソメスープ
  • オムレツ
  • チンゲン菜とツナのソテー
  • フルーツ

入院患者様の病態に応じた栄養管理

管理栄養士が医師や看護師など多職種と協働し、入院される患者様お一人お一人の病態に合わせた栄養管理を行っています。
入院時や手術後の栄養状態および喫食状況を把握し、栄養状態を改善することにより早期回復につながるよう取り組んでおります。
既往に糖尿病や脂質異常症、貧血などの疾患がある場合は、医師の指示に基づき病態に応じた治療食を提供し、食事療法について栄養食事指導を行っています。

事務部

医療事務課

所属長メッセージ

病院で初めて患者さまとお話する部署が我々医事課職員です。
一般のサービスは楽しい気持ち・嬉しい気持ちで受けると思います。
しかし医療は不安や心配で不安な気持ちの状態で傷つきやすいです。
医事課に求められる能力は、目配り、気配り、心配りです。
相手の立場に立って、相手の考えや気持ちに思いを寄せること。
目の前にいる患者さまが何をもとめ、何をしたいと望んでいるのかを推察しさまざまな気持ちに寄り添い行動することが大切です。
『医療に携わる事務』ですが我々は医師や看護師のように資格をもっているわけではありません。
しかし、心のケアは職員全員ができるはずです。
私たち医事課は、患者さまに寄り添います。

そして、博豊会は従事するすべてのスタッフがその技術を発揮できるやりがいのある職場を作り、それぞれの技術を通じて地域の皆様に脊椎専門病院として貢献することを目指します。

入院係

入院事務業務は、主に一般的に入退院の手続きや入院診療費の請求業務です。また、電話対応やデータ集計等も行っています。
ご入院される患者さまの中には、入院生活や手術に対して不安な気持ちを抱かれる方も少なくありません。そのような不安を少しでも解消できるように、患者さま一人ひとりに真摯な対応を心がけております。
入院に関してご不明な点がございましたら、入院窓口へお気軽にお声がけください。

外来受付

患者様が来院した際、最初にお会いするところが外来受付となります。
来院された方が抱えている病気などの不安を少しでも和らげ、医師や看護師、検査科や放射線科などの他職種との関わりも深い部署です。
スタッフ一丸となって患者様の一人ひとりに寄り添った丁寧な診察が行えるよう日々コミュニケーションを大事に業務にあたっています。
ご高齢の方、重症の方もあきらめず、脊椎・脊髄の事、ご相談下さい。

医療秘書課

所属長メッセージ

「医療秘書」と言う言葉は耳慣れないかもしれません。
医療秘書の他にも「医師事務作業補助」「ドクターズクラーク」「メディカルアシスタント」など様々な呼ばれ方があります。
医師は毎日、診察や手術など患者さんと直接関わる業務の他に、診断書やカルテの入力など膨大な事務作業を行っています。
私たち医療秘書は、医師以外でも行うことが可能な事務作業を、医師の指示に基づき代行・補助するのが主な仕事となります。

具体的にはカルテの代行入力、診断書の作成補助、外来予約・手術スケジュールの調整、データ管理などです。
医療秘書が代行・補助することによって、医師は診療や手術など本来の業務に集中することができ、患者様と接する時間を多く持つことができると考えています。
また、私たちは医師のサポートの他にも、診察室や病室などプライバシーな空間に陪席させていただける数少ない職種です。脊椎疾患は手術をしないと改善しないケースも多く、先生から手術のお話があると、不安に思われる方が多くいらっしゃいます。
そのような時に患者様の意向や思いに寄り添い、先生に聞きそびれてしまったことや心配なことなど、直接先生に聞きづらいことを私たちが傾聴し、安心して治療を受けていただけるよう先生と患者様の架け橋になることも重要な業務の一つと考えています。
理事長が目指している「オーダーメイドのように、患者様お一人お一人に合った治療を提供する」と言う理念に添うようなご案内、ご提案が出来るように心がけております。
治療のことで何か不安なことがありましたら小さなことでもご相談ください。ホスピタリティを持って対応させていただきます。