当院の紹介
理念
研鑽、創造、貢献
- 研鑽:たゆまぬ研鑽こそ医療実践の基本と考えます。
- 創造:より最新でより安全な技術を提供します。
- 貢献:最良の技術を持ち医療を行い皆様、社会へ貢献いたします。
博豊会は従事するすべてのスタッフがその技術を発揮できるやりがいのある職場を作り、それぞれの技術を通じて地域の皆様に脊椎外科専門病院として貢献することを目指します。
沿革
博豊会東京脊椎病院(78床)、八王子脊椎外科クリニック(19床)などをグループに持つ医療法人社団博豊会は、2013年八王子市に八王子脊椎外科クリニック(19床)として設立。2023年に東京都足立区に博豊会東京脊椎病院(78床)を開院しました。
これまでクリニックとして外来、手術を主体に治療を行なって来ました。この度は規模を拡大して、今まで以上に両施設共に、人、器材もより充実し、安心、安全、より確かで、より最新の技術を提供します。
フロアマップ
- 1階
- 2階
- 3階
- 4階
外観・院内のご紹介
当院の設備について
当法人では手術室に以下の設備を導入しております。
より安全で科学的な治療が行えるシステムをご紹介いたします。
O-arm・ナビゲーションシステム
「O-arm」とは、移動型術中イメージングシステムのことで術中の透視やCTを撮影することが出来る器械です。
また、「ナビゲーションシステム」とは術中O-armで撮影した画像に、インプラントを入れるイメージを合成し、実際にインプラントを入れる際のサポートをするシステムです。車のナビゲーションをイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。
これらの器機はインプラントを使用する手術で使用しています。
特に変形が高度である場合(以前に手術が行われている場合や、成人脊柱変形(変性側弯症、後弯変形など))に、医師の技量に頼った従来の方法と比較して、術中リアルタイムの姿勢をO-armで撮影し、ナビゲーションシステムに反映することが出来るため、より正確性を高め、安全に手術を進めることができます。
ベンディーニ
固定術は、スクリューと呼ばれるネジの形態をしたインプラントを椎体に挿入し、上下の椎体をロッドと呼ばれる棒状のインプラントで、梯子のように連結しますが、そのロッドを設置する際、成人脊柱変形(側弯症、後弯変形などの背骨が曲がって不自由な姿勢で長歩きや、長い時間立っていられないなどの症状を起こします)などの長い範囲を固定する場合に、以前はロッドの長さ、形を医師の目測で微調整して行っていましたが、連結箇所が長くなればなるほどこの作業が困難を極めました。このシステムを導入することによりスクリューとロッドとの接続部位の位置情報を計測し、医師の希望する長さ、形状のロッドを作成するサポートをしてくれます。人間では作れない絶妙な曲がりを叶えてくれるため、無理な設置をしなくて済み、手術時間の短縮はもちろん、術後のロッド折損のリスクやスクリューへの負担を軽減してくれます。
内視鏡
内視鏡手術は最近ではよく耳にされるかもしれません。脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどにより圧迫された神経を解除するために内視鏡を用いて小さな切開から手術を行う方法です。内視鏡手術のメリットは、最小限の切開で行うため、
- 出血が少なく、術後の痛みが少ないこと
- 筋肉や骨などの支持組織を温存できること
- 創部感染のリスクが低いこと
以上のことから入院期間が短く、早期の社会復帰が可能になります。ただし、適応となる病状とならない病状があり、内視鏡適応でない症例を無理に内視鏡で行うと症状が取り切れず再手術が必要になる可能性もあります。適否についてはしっかりと患者様の症状を確認し、画像所見と照らし合わせて決めて参ります。
顕微鏡
脊椎手術の際、医師は拡大鏡と呼ばれるルーペのような道具を使い、神経の除圧などの細かな作業を行っています。その時に手術の視野が暗い場合、より明確な視界を確保できる手段として顕微鏡を用います。状況に応じて使用をしていますが、安全に確実な除圧を行う時に活躍しています。