内視鏡下後方椎体間固定術
内視鏡下後方椎体間固定術
ME-PLIF (Microendoscopic Posterior Lumbar Interbody Fusion)
ME-TLIF (Microendoscopic Transforaminal Lumbar Interbody Fusion)
椎体間固定術はすべり症、椎間孔狭窄症、椎間板性腰痛など、背骨を固定する必要がある場合に行う手術です。固定術では背骨の一つ一つの骨(椎体)にそれぞれ2本のチタン合金製スクリューを挿入し、スクリュー同士をロッドでつなげることにより椎体同士を連結します。椎体間固定術は椎間板の代わりにケージというスペーサーを入れる手術です。PLIF(腰椎椎体間後方固定術)、TLIF(経椎間孔腰椎椎体間固定術)はいずれも背中側からケージを挿入します。2つの手術にはケージの入れ方に違いがありますが、基本的な操作はほぼ同様です。ME-PLIF, TLIFは内視鏡を使った固定術です。 背中の皮膚を2.5㎝程度切り、内径18-20mm、有効長6-10cmの金属製の筒(円筒型リトラクター)を背骨の近くに入れます。ここに内視鏡用カメラを装着し、モニターに映した映像を見ながら手術を行います。各種手術器具を使用して椎弓や黄色靭帯を切除し、椎間板にケージを挿入します。スクリュー1本に対して1つずつ2㎝程度皮膚を切り、そこから1つの椎体に2本ずつチタン合金製のスクリューを挿入します(1か所の固定術では4本のスクリュー、2か所の固定術では6本のスクリューを挿入します)。スクリューにロッドを装着して椎体同士を固定し手術を終えます(各種内視鏡の違いについてはこちら)。
手術の所要時間は1か所につき2時間前後、入院期間は8日間~です(手術の前日に入院、手術の6日後~に退院)。
内視鏡を使わない手術と比較して傷の大きさが小さいだけでなく、背骨の周りの筋肉を傷めることが少ないため、早期の社会復帰が可能です。また内視鏡手術は傷が感染する(膿みが溜まる)リスクが低いといわれています。